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全日本株式投資選手権優勝者J_Coffeeのコバンザメ投資法

全日本株式投資選手権優勝者J_Coffeeのコバンザメ投資法

全日本株式投資選手権
優勝者J_Coffeeの
コバンザメ投資法

発行 2003年7月23日 第一版
定価 1,500円+税
著者 伊藤 道臣
出版社 株式会社アップル出版

プロローグ 〜 長嶋茂雄は偶然か? 〜

NHKの大河ドラマ、「宮本武蔵」の人気が高い。武蔵は日本一の剣豪を目指し、全国を旅して歩きます。そして、次々に高名な剣の強豪を倒していきます。次第に武蔵の名前は日本一の武芸者として高まり、もう一人の日本一(?)、佐々木小次郎と巌流島での対決となります。

江戸時代の初期、剣の実力者は全国各地に無数にいて、「我こそは日本一の剣の達人」と称し、多くの弟子を抱え道場を開いていました。武蔵に敗れた京都の吉岡道場などはその代表的な存在です。名も無い武蔵は真の剣豪を求めて全国を歩き、一人一人と対決し、倒していかなければなりませんでした。そうすることによってのみ、剣の腕を磨き、宮本武蔵という名をあげ、日本一の剣豪に近づくことができたのです。

株式投資の世界でも自称実力者が多数います。「最新のコンピューターを駆使し、優秀なエコノミスト、アナリスト、ファンドマネージャーにより、最高のサービスを提供します・・・」などとCMを流し、顧客から運用資金を集めたり、情報料を受け取ります。しかし、お金が増えるのを期待したのに、結果は散々だったというのはよくある話です。

現在、剣の世界では、「私は日本一の剣豪」と公言して弟子を募る人はいなくなりました。「日本一の剣豪」と公言しても誰からも相手にされません。日本一を目指すのに、武蔵のように剣豪を求めて全国を旅する必要もありません。「全日本剣道選手権」があり、誰が日本一かわかるからです。

株式投資の世界でも「全日本株式投資選手権」があれば、誰が本当の名人かわかります。ドンキホーテのような話ですが、1997年7月から「全日本株式投資選手権」をスタートしました。最初は親戚や知人100余人に手紙を書き、11名でのスタートでした。紆余曲折があって、現在は「選抜株式レース、全日本株式投資選手権」をインターネットで開催しています。

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これなら儲かる!30万円で買える株

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30万円で買える株

発行 2001年4月25日 第一版
定価 1,400円+税
著者 伊藤 道臣
出版社 株式会社あさ出版

はじめに 〜 自分の足で立つ個人投資家のために 〜

2001年3月、東京株式市場は急落し日経平均は15年来の安値を更新した。その背景には日経平均リンク債関係者による意図的な売り崩しがあったと噂されている。また、数年前からブームになったEB債(他社株転換条項付社債)についても株価操作があり、証券取引委員会による捜査が行なわれている。ともに還ってくる金額が株価に連動しているので、投資家には大きな損失が発生し、業者は巨利を得たと言われている。

1990年以降の株価暴落と頻発した証券不祥事で株式市場・証券業界の信頼は地に落ちた。透明で公正な株式市場、健全な個人資産形成の場としての株式市場の再建を誓ったかに見えたが、今回の事件で、信頼回復は振り出しに戻った。

世間では、経営者が改革を怠り破綻する企業が続出し、利権にぶら下がり逮捕される政治家・官僚の記事がマスコミを賑わしている。株式市場では、投資行動が横並びで異常な株価まで買いあがり、ネット株バブルを崩壊させた。10年たっても改革は進まないし、株式市場、日本経済の復活は見えてこない。そしてお互いに「わが社の株価がこんなに安いのはおかしい」「政治家や官僚が悪い」「証券会社に騙された」と、うまく行かないことを人のせいにする。こういう風潮が日本全国に溢れている。

うまく行かないのを他人のせいにして文句だけをいい続けるのはやめにしよう。自分が何をできるかを考えて、やるべきこと、やれることをきっちり実行する人々が増えてくれば、日本は変わるし良くなる。

株式投資について言えば、投資に値する企業であるかを識別し自分の判断で投資する。証券会社や運用会社に対しては、投資家の利益を第一に考える会社かどうかを見極め選別する。企業経営者は、政府の政策などあてにならないのだから、改革を実行し業績を上げる。もちろん、証券業界・運用会社、政治家・官僚の方々には、口先だけでなく改革を実行しぜひ信頼回復を図っていただきたい。

現状は困難な状況だが、私は日本の将来について楽観的である。厳しい環境下、最高利益を更新し続ける企業経営者など、改革に成功しつつあるリーダーが出現している。現在は表面的には認識しにくいが、今後10年で日本は一変する、と考えている。

私は我が家の大半の資産(約3,000万円)を株式投資につぎ込み、「伊藤家の株式投資奮戦記」(日経マネー連載)として公開している。「今が株式投資の好機!」と考え個人投資家に呼びかけているが、自らの身をもって実践するためである。リスクは大きいが、口先だけではなく、言行一致を旨として活動していきたい。

株式会社 全日本株式投資選手権
代表取締役 伊藤 道臣

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